物書きを目指して

小説家を目指しています。ノープランから長編ミステリ小説を書き上げる経過をつづるブログです。

まだまだ下準備

某S賞の受賞作をいろいろチェックして見たのですが、ちょっと誤解があったみたいです。映像化を検討する賞ではあるものの、いままでに映像化された作品はないみたいです。

きょう、お昼休みに職場の近くにある大きな書店で、その受賞作を探してみたのですが、見つかったのは第二回の作品のみ。そこでその第二回の作品を軽く読んでみました。

……全然、映像化向きじゃなーい!!!

確かに伊坂幸太郎さんが推しそうな作風ではあります。確かに伊坂さんのデビュー受賞作であるオーデュボンの祈りの作風とかを考えると、これを押すのはなんとなく理解できる気がします。しかし、やはり、映像化向きではない………。というか、第一回の受賞作も、文体凝ってる系のようだし、映像化向きの作品を受賞させようという方向ではないの………?

いやしかし、第四回まで一度も映像化なしとはいくまい。むしろ過去三回そういう作品が続いたからこそ、そろそろ映像化を本気で検討していただきたい。

ワナビのわたしなどが言える立場ではないのを重々承知で言うと、残念ながらこの賞の受賞作家さんはまだあまり売れているとはいいがたいみたいです。結構でかい書店を探したのに、第二回の作家さんの作品しか見つからなかったし、そもそもこの賞について調べるまでわたしは寡聞にして受賞作家様たちを存じあげなかった。もちろんわたしの知見不足だと言われれば立つ瀬もないのですが。

 

けれど、だからこそ応募総数の少なさ、競争率の低さがある。これまで受賞作なしという回もないし、わたしが欲しい賞金だって三百万ある!(これ大事)

これまでの受賞作家様たちは映像化されていないけれど、映像化されればきっと知名度だってあがるし、知ってくださる読者さまも増えるチャンスのある賞だって気がします。

 

ひとまず過去の受賞作についてどういう選評で受賞になったのか、図書館で過去の選評掲載誌をめくる必要がありそうです。
そしてわたし、アイドルをテーマに組みこもうとするならば、少なくとも選考委員である道尾さんの最新作がアイドルをテーマにしていることを踏まえておかなければいけないですね。読まないと。

よし。

 

ざっくり10万文字と考え、1日1000字程度で計算すると、約三ヶ月くらいは本稿の執筆にかかる計算。さらに校正や推敲にも1ヶ月は用意したい。12月の時点で少なくとも執筆に必要な資料や設定はそろえておきたい。実際プロ作家になったらこんなに悠長なスケジュールではいくまいけれど、この一作の製作を通して、ちゃんと執筆のプロセスを理解できればいいんだ。