どの賞を目指す?
公募ガイド読んでたらいろいろと参考になりそうなこと書いてあるし、目指すタイミング的にもいいかな?という感じの賞も見つけたので、ひとまずいまは新潮ミステリー大賞を意識しはじめました。
締め切りは2017年3月1日。副賞は300万円。原稿は350枚以上で、前回の応募総数は230作品。
応募は郵送のみで2000字程度のあらすじと登場人物一覧が必須。
ストーリー性豊かな講義のミステリーを募集で、映像化の可能性が高いみたいです。
その二ヶ月前に締め切りのある小説現代長編新人賞は同じ額の賞金で設定枚数も近いのに、前回応募が1036作品とすごく多い。それを知ると、なんとなく新潮のほうを狙いたい気がしちゃう。
賞の歴史は浅くてまだ第四回。第一回は彩藤アザミさんの「サナキの森」、第二回は一篠次郎さんの「レプリカたちの夜」、第三回は新下なおきさんの「グッバイ・ボーイ」が大賞を射止めていて、そのほかには第一回の最終候補であった九頭竜正志さんの「さとり世代探偵のゆるやかな日常」という作品が書籍化されているみたいです。
過去の受賞作と書籍化作品は、4作品とも現時点ではいずれも未読なのですが、選考委員であるお三方の作品はよく読んでいます。というか全員好きなので、評価していただけると舞い上がるくらい嬉しいなあ。ひとまず四作に目を通すのは重要課題として、わたしなりに傾向と対策。
映像化されることをある程度前提にしている賞のようなので、まず映像化できないトリックとかを導入するのは不向きですね。叙述トリックとか。あと、叙述トリック以外でも、時刻表トリックみたいな映像映えしないものとか、そもそも物理トリック系は結構難しい感じがします。
映像化される以上、主役を演じる俳優さんとかもいるわけで、そこに無理が生じるような作品は避けたほうが無難。文章で読ませるタイプの作品より、たぶん人物の魅力とかキャラクターが重要。
かつ、選考委員のお三方の作品傾向とかも踏まえて、好まれそうな作品を目指したら良さそう。
いまのわたしの設定だと、ちょっと主人公が暗い感じがするよね。読後感とかを明るいものにしたほうがいいかな。いままでの応募作品に対する選評とかもちょっと事前に読んでおきたいかも。
あ、ちょっと待って、映像化となると、性的な描写とかはすごい気をつけたほうがいいってことだ。アダルトビデオの話題もお茶の間に映像で流れることを想定したらめっちゃ書きにくい。特にわたしがこだわっているポイントでもないし、ここは修正の余地がありそうだなあ。