物書きを目指して

小説家を目指しています。ノープランから長編ミステリ小説を書き上げる経過をつづるブログです。

どんな順番で決めていく? 次は季節と環境

ミステリーを目指しているので、謎と解決がないとお話にならないのですが、謎や解決の部分を先に決めてしまうのがいいのかな。というのを疑問に思っている理由が実はあって。

前回書き上げたミステリー作品の書き方がその理由。実は解決内容を確定させてないまま、なんとなく「こういう解決になるかもな」という考えだけで書き進めた結果、「いや、やっぱりこうしようかな」「いやいや実は……」という自分のなかでの迷いが最終的にどんでん返し作りになったんだよね。もちろん、それをやったせいで書き直しが複数回発生してしまったのですけど。なので正確な設計図づくりが必ずしも必要かというと、違う気もしてる。

でもそうはいっても、やっぱりちゃんといいミステリーを書こうと思ったら、設計は必要ですよね。

 

その前に今日は他のことを考えよう。書くためのいろんな情報を集めるにあたって、何が必要かを考えよう。

参考にしようと思ったのが、雑談の話題選びに関する項目。

雑談の話題選びには「きにかけていました」という「会話のきっかけにちょうどいいとされている項目」のリストがあるとされていて、「季節、ニュース、環境、健康、天気、衣装、町の話題、趣味、旅」という項目の頭文字らしいです。

これって作品の語りをするにあたっても参考になるんじゃないかなあと。まあ「ぴったり」というほどの項目ではないけど、わたしは何か指針があったほうが物事を決めていきやすい気がするから、まずはこれをちゃんと埋めるつもりで考えていってみよう。

 

まずは「季節」。この物語がいつの出来事なのかを決めないとね。

もちろん物語全体は年をまたいで進行してるけど、優香とエリナのパートから物語をはじめるのだから、その時点の季節を決めればいい。

というわけで季節は冬。即決。寂しさを際立たせる演出とか踏まえると冬しかないかな。冬といってもいろいろあるけど、とりあえず11月の終わりくらいでどうかな。肌寒くて、でもまた雪は降っていなさそうな…あ、実際、去年の11月ごろの天気をちょっと参考にしてみよう。というわけで去年の天気を調べよう。あ、でも、どこの?

となると次は「環境」、つまり物語の舞台、場所を考えていかないと。

必要な場所としてざっくり最初に決まっているのは、どこかな。新宿二丁目レズビアンバーでしょ、優香の自宅でしょ、エリナの自宅でしょ、みずきの死んだ場所、みずきの自宅でしょ。あ、これ位置関係作らないとダメだ。うん、登場人物の住んでいる場所についての情報は最初に決めちゃったほうがいいよね。

別に書きながらでも考えられるかもしれないし、作品の方向性によって変更はありうるけど、登場人物名ストックをつくっておいたのと同じで、書いてる途中に材料を探すより、書くときには材料がちゃんと揃ってるほうがわたしはやりやすい感じがする。使わない設定も生まれると思うけど、先に材料はそろえておきたい。

場所について必要な情報は、何かな。住居に関しては不動産を探すのと似ている気がする。間取り、日当たり、駅との距離、木造か鉄筋か、……あ、そうだ、これ不動産選びのポイント的な項目をベースに網羅的に決めていってしまえばいいんじゃない?

とまあ朝の時間はここまで。ようしまだまだ頑張れるぞ!