物書きを目指して

小説家を目指しています。ノープランから長編ミステリ小説を書き上げる経過をつづるブログです。

謎の設定になやむ〜その2

大雨。駅に着くのが遅れちゃったから、いつも乗ってるテーブル付きの特急電車、乗れないかなと思ったけど、電車も遅れてたから乗れました〜。

早起きしてるのに朝バタバタしてしまうのよくないですね。最近使っているお弁当箱がダメになっちゃったので代わりにタッパー使ってるんですけど、タッパーってお弁当箱より底が深いからおかずを詰めづらい。前のお弁当よりおかずつくる分量を考えづらいし、これは早くお弁当箱を買い直さないといけないな……。

 

さて小説。

AかBかの謎の設定、結構難しい!   5W1Hをもとに考えてみました。

「誰か」をベースにすると、「犯人はAさんか、Bさんか」など。

「どこか」をベースにすると、「A地点で死んだのか、B地点で死んだのか」など。

「いつか」をベースにすると、「Aの日に死んだのか、Bの日に死んだのか」など。

「何か」をベースにすると、「凶器はAか、Bか」など。

「何故か」をベースにすると、「死んだ理由はAか、Bか」など。

「どうやって」をベースにすると、「トリックはAか、Bか」など。

 

宮部みゆきさんの「ソロモンの偽証」は「何故か」もしくは「どうやって」のパターンに該当するのかな。やっぱり「殺人か、自殺か」という二択の問いは秀逸ですよね。

「育ての親か、生みの親か」なんていうのもありかなーなんて考えたんだけど、話が重たくなりそうだし、どこかで見たことあるからちょっと敬遠。でも本当の母親を探す!っていうのは、謎を追う感情として良いですね。

「運命の相手はAさんか、Bさんか」……婚活女子を主人公にして、どうかなーと思ったけど、これを謎かというと怪しい。単なる恋愛ものになってしまいそうです。

でも二択のWhoは犯人じゃなくて、そういう恋愛とかの相手でもありか……。

ミステリーとは違うかもしれないけど、「デスノート」は「月が勝つのかLが勝つのか」の頭脳戦が面白かった。そういう視点であれを見ると、あの場合謎を追うのは読者ってことになるけど、それもありなのよね。でも、今回はやっぱりキャラクターに謎をおってほしいですね。感情移入しながら読んでほしいから。

「故意か、過失か」。なんか法廷ミステリーだとありそうですよね。というか、二択の争点を追うという謎の設定方法そのものがまず裁判的なものなんでしょうね。やっぱりソロモンの偽証の秀逸さに想いを馳せたくなるなあ……。

 

裁判以外で二択を争うことってあるかな。議論の場……熱血教室みたいな?   「これからの正義を考えよう」みたいなタイトルだったっけ。そういえばサンデルさんの本がちょっと前に売れましたね。

ああ、そうだ。正義を争うようなテーマを考えてたら思いついた。

このまえの同性愛者の大学生が自殺した事件。

「差別はあったのか、なかったのか」とか、いろいろ争点があるかも。

身近な友人が亡くなったことを起点にすると、主人公が動く理由ができてきそう。

事件そのものが自殺として処理されていれば、警察は動かないし。

あれっ、でもこれって結局ソロモンに近くなっちゃうのかな。身近な人が亡くなって、死の理由を追うみたいな感情移入。まあこれくらいの類似はありかも。

ただ、同性愛を軸にするのにちょっと抵抗がある。その話題、わたし当事者すぎて、身近すぎるテーマなんですよね……。扱いやすいといえば扱いやすいテーマだけど、得意なものしか書けない人にあまりなりたくないし。

 

でも身近な人が亡くなったことをスタートにして、主人公、あるいは主人公たちがそのために行動するというのは手堅そうでいいかもなあ。事故でもいい、自殺でもいい。とにかく警察がそんなに出てこないような事件が起きて、事件そのものは普通に処理された後で、主人公たちがこのままでは終わらせられないといって動き出す。

うん、そういう方向でもう少し考えてみましょう。